流星

19歳のある引きこもりの少女の訪問支援をしている。

一カ月ほど前だったか、ある日彼女の夢を見た。私がいつもお話を聞く彼女の家のダイニングテーブル、
彼女の向かいに私が座る定位置。
彼女は、椅子の上で悔しそうに上下に跳ね上がり続けている。激しく泣きむせびながら。
その横顔を見ながら、私はどこか安堵している。
よかった。彼女は泣けている。表現できている…。

現実には静かで無表情な彼女だった。


先日、彼女の家に行った。左横に彼女のお母さんを交え、彼女は悔しそうに怒り泣いた。
めったに見せない怒りと深い悲しみだった。

2日経って、ふと
1月前に夢で見たビジョンだったと、気づいた。

気持ち良い秋晴れの日。
彼女に、元気かとラインをする。
普段返事を細かくしない彼女が、こう言った。


実は、昨夜。
流星を見まして。夜中2時くらいに。

何かいいことがあるかもと、これからに期待してます^_^



今日は、オリオン座流星群極大の日、らしい。

man maru

こころ、無意識、アジア、旅の記録。

0コメント

  • 1000 / 1000